夏場の暑い季節、体質的に皮脂量が多い方、思春期でホルモンバランスが安定しない方、肥満傾向の方。このようにオイリー問題で悩まれる方は数多くいらっしゃいますが、その解決法として皮脂吸収剤、オイルコントロール剤などを使ってスキンケアを行うのはあまりに安直であると言わざるを得ません。肌の皮脂は分泌され時間が経過すると酸化し、過酸化脂質に変わります。これは肌荒れやシミの原因を作る悪性の成分です。しかしそのケア方法を誤ってしまうと、かえって肌の状態を悪化させてしまうことにもなりかねません。

オイルコントロール成分が危険な理由

オイルコントロール成分や皮脂吸収剤などは、簡単な話ベビーパウダーと構造は同じです。「オイリー肌を改善する」というより、「肌を乾燥させる成分」がその正体なのです。女性のオイリー肌の真の原因と対策でも解説しましたが、オイリー肌であることと肌が潤っているかどうかは全く別の話です。オイリーの元である皮脂は毛穴に存在する皮脂腺から分泌されるものです。なぜ毛の中に存在するのかというと、毛同士が絡み合わないようにする潤滑油だからです。皮脂はこれ以上でもこれ以下でもなく、肌を保湿させる役目を持つわけではありません。従って、肌が皮脂でベタベタしているからといって乾燥肌を防げているかというと話は全く別のことになるのです。

それを証拠に皮脂は肌が乾燥しているときほど分泌されるという性質があります。自分がオイリーであると勘違いしている方も実は乾燥肌である危険性もあるのです。それなのに「肌を乾燥させる成分」である皮脂吸収剤やオイルコントロール成分を含んだ化粧品を使えば、肌がどうなってしまうか容易に解釈できると思います。

皮脂の除去にはあぶらとり紙が効果的

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オイリーで悩まれている方にとって、その改善策を提示するとすれば、まずは「体質の改善」が必要です。乳酸菌を摂れば脂性肌が治るでもお話していますが、肌の異常は体内の異常を知らせるシグナルです。日本人の70%以上が便秘だというデータもあるように、自覚症状がない人も含め、腸内改善が急務と言えます。ただ、いくら腸内を改善するといっても、今まさにこのオイリーで悩んでいるという方にとってはそれを待っていることができません。そんな方は、あぶらとり紙が有効です。

あぶらとり紙と聞いて白い目になった方もいるかもしれませんが、あぶらとり紙は隠れた優良美肌グッズです。タオルやハンカチは汗などの水分を拭き取ることはできても、皮脂などの油分を拭き取ることができません。ましてや外出中顔を洗うことなどほとんどの場合できません。先ほども解説したように、皮脂には肌にとって有効な効果などほとんどなく、取りすぎることで害を及ぼすこともありません。皮脂に保湿効果があるわけでもないのであぶらとり紙を使うことが肌の乾燥を招くこともありません。肌の皮脂を取り除きたいのであれば、オイルコントロール成分の化粧品を使うより、安くて持ち運びにも便利なあぶらとり紙がもっとも効率がいいのです。