保湿の代名詞であるヒアルロン酸コラーゲン。日本人の4人中3人は乾燥肌だと言われていますので、この2つの成分を全く知らないという方は少ないのではないかと思います。また多くの方に知られているがゆえに、「ヒアルロン酸なんて意味ない」「コラーゲンは粒子が大きいから肌に浸透しない」という噂も広まっています。

結論から言うと、これは正しいです。ただ、ここまで分かっているのに化粧品そのものについては信頼しきっている人が大半で、「プラセンタが今注目らしい」とか「セラミドだったら大丈夫」と根拠のない噂にもまた流されています。これはただ高い化粧品にうまく流動されているだけで、簡単にいうと「カモられている」というわけです…

ヒアルロン酸やコラーゲンが肌を乾燥させる?

water

ヒアルロン酸やコラーゲンは肌の中で水分と吸着して潤いを維持、肌のハリを形成する保湿成分です。しかし、これは私たちの肌が自ら作り出した天然のヒアルロン酸、コラーゲンのお話。これらが配合された化粧品を肌に塗って同様の効果が得られるというわけではありません。先に解説したように、ヒアルロン酸もコラーゲンも非常に分子量が大きく、それらが複雑に絡み合っているため、ミクロ単位で構成されている肌に浸透することはまずあり得ません。また、もともとは粉状の物質であるため、成分を乾燥させると粉に戻ります。粉の性質はみなさんよく理解されていると思いますが、おむつのベビーパウダーや、嘔吐物を掃除するときに粉をかけたりするように、水分を吸収する働きがあります。同じように考えて、ヒアルロン酸やコラーゲンを含んだ化粧水やら美容液やらを肌に含ませてしまえばどうなるでしょうか…。簡単に言うと、肌を乾燥させる物質に変わります。

片栗粉のように水分にとろみをもたせるため塗布時の肌は確かにモチモチの触感になります。しかし肌は多少乾燥している方がいいでもお話しましたが、指で触れて水分を感じることができる肌を理想的な肌とは決して言いません。また、この保湿成分による潤いは一時的なものであって、時間が経過しヒアルロン酸やコラーゲンが粉状に変化しその姿を現したときは、肌の乾燥が急激に進むことになります。

セラミドもヒアルロン酸、コラーゲンと同じです

これはヒアルロン酸、コラーゲンに限りません。セラミド配合化粧品でも肌の乾燥を防げない理由でも解説したように、どんなに高級だろうが価値が高かろうが、化粧品で肌の乾燥を防ぐことはできません(プラセンタも同じですよ)。

化粧品は確かに便利です。毒性があること・肌を乾燥させることは間違いなくても、見方を変えれば「その瞬間」の肌はモチモチになるわけですから、大事な場面にはいいかもしれませんね。「ピーリングやマスクを毎日やるのは肌に良くない」と言われるのと同じように。化粧品も毎日使うものではありません。むしろ一生世話にならなくても構わないものです。化粧品には必ず毒を伴います。この仕組みと理解については化粧品を使うものとして必ず理解しておきましょう。