小学生~中学生あたりの化粧品に手を染めていない子の肌というのは、私たちのように化粧品でベタつかせたような、いかにもみずみずしいという感じではありません。手で触れると、化粧品の油分が手に付着したりすることはなく、むしろ少し乾燥気味で、でも肌の内部の水分は感じ取ることができる触感です。理想的な肌というのはこのように、肌表面が水びたしの状態ではなく、ほどよくサラサラで乾燥傾向の肌を指すのです。

健康的な肌は多少乾燥している

skin

肌・皮膚は一つ一つの細胞によって構成されています。そして空気に触れている第一線の角質細胞たちは日々生まれ替わっています。これらは自然の新陳代謝の中で、死に・生まれ、それが繰り返されています。細胞が一つ死ぬと、それが肌の基底層に伝わり、ロケット鉛筆のように次の細胞が出てきます。逆に言うと、細胞が死ぬことで肌は常にイキイキとすることができるのです。

肌が常に美しく保たれるためには「細胞が死ぬこと」が条件であり、どうしたらその細胞が死ぬのかというと、肌が乾燥して垢となって自然落下することなのです。この規則的な自然の新陳代謝が肌を美しくする秘訣であり、逆に私たちがせっせと毎日使っている化粧品がこの代謝活動の流れを阻害している原因なのです。

化粧品が肌の自然な乾燥を阻害する

細胞が自然な乾燥によって、自然に垢として剥がれ落ちていくことで、皮膚の構造が正常になり、規則的な代謝活動が行われると解説しました。しかし、私たちはこの自然な乾燥に耐えきれず、化粧品を使ってしまいます。すると肌表面は乾燥することができず、角質細胞がベタベタになり垢として自然落下することができなくなります。つまり、化粧品を使うことで新たな細胞の生成を停止させてしまい、肌機能を自らで悪化させてしまっているのです。

従って、新たに生まれる細胞たちの出待ちによってモリモリと盛り上がっているのが健康な肌の特徴なのです。表皮そのものが厚くなり、隆起したイキイキとした印象やキメを感じます。肌に元気がないと感じる人の特徴は、何か薄っぺらい、見た目からして何も詰まっていない死んだような肌なのです。肌はしっとり・みずみずしいのが正常なのではなく、適度に乾燥し「サラッ」としていることが理想的なのです。このように、肌の新陳代謝の仕組みや、化粧品が肌に与える毒を理解していれば正しいスキンケアを実践することができるはずです。