現代人の多くが抱えているアトピーやアレルギーの病気、これらはかつて日本ではほとんど起こりえなかった症状で、現代食もかなり大きな問題を抱えていると思います。そこから考えると肌に良い食べ物とは、まず外せない条件として化学物質を含まない自然に近いものに限ると思います。

続いて、原住民族の食事なども研究してみると肉食がかなり必要になってくることも分かるはずです。肌というのはタンパク質ですから、野菜などで構成されることはまずあり得ません。ベジタリアンの方々があまり健康そうに見えないのはタンパク質が欠如しているからなのです。したがって、肌に良い食べ物とは天然の肉食、つまりジビエが最も肌を美しく保ってくれるものではないでしょうか。

飼育等で抗生物質やホルモン剤を投与されている肉とは違って、大自然の中で好き放題走り回っている野獣の肉が体に悪いはずありません。これからの時代はジビエが益々見直されることになると思います。

ジビエとは?

狩猟による鳥獣肉をジビエと言います。最も知られているジビエは、鴨や猪、キジ、ウサギ、鹿、熊などで、それらを使った料理は最近特に人気があります。

野山で育った野鳥や野生獣を狩猟したものを街などで毛の付いたまま売られていて一般家庭の主婦などが買い求めている光景を目にします。ヨーロッパでは、ジビエは高級グルメ食材として親しまれているのです。晩秋から冬にかけて野生動物は冬に備えるために栄養を蓄えるのですが、そこがジビエの旬でヨーロッパの人にとって冬には欠かせないご馳走の一つになっています。

その昔フランスでは、ジビエを使った料理は上流階級の貴族の口にしか入らなかったとされていました(狩猟ができる自分の領地がないとできないため)。動物の命を頂く代わりに肉から内臓骨に至るまで全ての部位を使い生に感謝を捧げようという精神が流れているのです。日本では、11月15日から2月15日までが狩猟が解禁になるのでその時期がジビエのシーズンです。

ジビエ料理が美容に良いとされる理由

jibie

ジビエ料理の魅力は、ヘルシーで栄養が豊富、脂肪分は少ないのにうまみがあり、たんぱく質やミネラルなども摂取できる点です。特に高タンパク・低カロリーと言う事も美容にいいとされる大きな理由です。

スーパーなどで陳列されている肉とは異なり、こういった栄養素が豊富に含まれています。狩猟による鳥獣肉なのでシビエ料理を家庭で再現するのは難しいですが、外で食べられるお店が最近多くなっています。フランス料理店やイタリア料理のお店などでジビエ料理を食べることができます。「ジビエ料理」を提供するお店では、肉のうまみの強いジビエをシンプルな味付けにする事が多く、炭火で焼き上げたり、煮込み料理や鹿肉のユッケなどとして提供しているお店が多いようです。

ただ、もし家庭で料理する場合にはしっかりと加熱して食べるようにしてください。野生の肉には寄生虫がついていたり、感染症にかかる可能性もあるとされています。

ジビエ料理を普及させようと活動している団体もあり、ジビエ料理は今後ますます知名度があがってくる料理となるでしょう。

ジビエの虜になる人が急増中?!

ジビエは季節によっても、その味わいに変化があります。その味わいの変化も、ジビエ料理の大きな魅力のひとつになります。夏には冬眠から起きてきた動物が、活動的に動いています。その為にヘルシーで脂肪分が少ない味わいになり、逆に秋には冬眠前で脂肪をたっぷりと蓄えた濃厚な味が楽しめます。

人間によって育てられた家畜ではなく、自然の中で育ってきた物だけにしか出せない味わいの奥深さがあるため、噛みしめれば噛みしめるほど、美味しさが溢れ出てくるのでジビエが好きな方には家畜のお肉は物足りなく感じるかもしれません。

お祭りの屋台などで出されるほど身近になりつつある

以前地元のお祭りで、屋台のほうから「鹿肉いかがですかー!」という声がしました。

鹿肉?と思い近づいてみると、「○○町・ジビエ料理」というのぼりが立っています。食べたことが無いので屋台に近寄ると、威勢の良いお兄さんが「うちの父が獲ったやつです!」と。隣のおばさんが「鹿肉はコラーゲンたっぷり!」とおっしゃっていました。どうやら地元のハンターのグループがジビエ料理の屋台を出店しているようです。

他にも「いのししコロッケ」「いのししカレー」「鹿肉フライ」などたくさんのジビエ料理がありました。その時は鹿肉フライを注文し、ニオイを嗅いでみると獣感は全くせず、普通においしくいただくことができました。やわらかくほぐれやすい牛肉といった感じです。

「フランス料理」と聞くと敷居が高く、美容に良いと聞いても中々身近にならない感じがしますが、徐々にジビエ料理が日本で広まりつつある実感があります。

ジビエ文化の浸透が環境対策にもなっている

最近よく聞かれる野生の鳥獣による畑の被害対策や、また異常に増えすぎてしまって起きる問題解決のためにも一役買っており環境対策にもなっています。日本では以前よりマタギによる狩猟はしていましたが、フランス料理の食材として日本に入ってきたのは、90年代中頃のことです。

またこの「ジビエ」は狩猟の腕も重要な要素となっています。血が体内に残っていると臭みの原因となり撃ち所が悪いと食べられる部分が少なくなります。