日本人の約8割が混合肌であると言われているのをご存知でしょうか。混合肌用のスキンケアを実践しているのに肌トラブルが改善しないという悩みをよく聞きますが、混合肌と間違えやすいインナードライ肌の可能性もあります。今回は混合肌について解説していこうと思います。

混合肌とは?

混合肌とは、場所によって脂っぽさを感じたり乾燥していたり部位ごとにタイプの違う肌のことです。肌の調子は季節によっても異なってくるので難しい部分もありますが、Tゾーンの額や鼻は脂っぽく、Uゾーンの頬や顎は乾燥しているというのが特徴です。

インナードライ肌は角質層の機能が低下し全体が乾燥しているために肌が皮脂を分泌して守ろうとしているために脂っぽく感じるという違いがあります。洗顔後に部分的なツッパリやごわつきを感じたり、基本的に潤っていると感じるのに目元口元の乾燥が気になる人は混合肌である可能性が高いです。

混合肌の原因

皮脂の分泌は、男性ホルモンが影響しているので女性より男性のほうがテカリやべたつきを感じやすい傾向にあります。また、髭剃りを習慣としている人は髭と一緒に少なからず角質層も削り取ってしまっているので正しいスキンケアをしないと乾燥してしまいます。

男性に多くみられるゴシゴシ洗顔、熱めのお湯での洗顔、1日何回も洗顔するのもNGです。男性はTゾーンの脂っぽさにばかり目がいきがちで皮脂を落とそうと強く擦る洗顔、脂を溶かすには熱めのお湯、汗をかいたら何回も洗顔して肌を更に乾燥させがちです。

その他に、肌に合ってないまたは間違ったスキンケア、紫外線を浴びるのに日焼け止めをぬらない、冷暖房の当たりすぎによる乾燥、偏った食生活や喫煙、生活習慣によるホルモンバランスの乱れなども関係しています。

混合肌はストレスも大きく関係しているといわれています。ストレスにより自律神経が乱れ肌の生まれ変わるサイクルが崩れたり、免疫力の低下、更に水分バランスが保てなくなってしまうのも大きな要因の一つです。日本はストレス社会といわれているので、日本人のほとんどが混合肌というのも納得ですね。

混合肌によって起こる肌トラブルとは

日本人のほとんどが混合肌といわれている一方で、顔のべたつきなど脂っぽさが目立ち、脂っぽさを取り除くスキンケアをしてしまいがちです。脂が目立つ部分は、テカリ、鼻の毛穴の黒ずみ、乾燥している部分はカサカサ粉がふいているように見えたり、シワやシミが出来やすくなります。

そして共通して出来やすくなるのがニキビです。脂性肌であればいずれ皮脂が過酸化脂質に変わり肌に刺激をおこし毛穴が炎症するのでニキビができ、毛穴の黒ずみを悪化させたり肌の老化を加速させる原因となります。乾燥肌ならニキビは出来にくいのでは?と勘違いしている人が多いのですが、肌は乾燥すると崩れている角質層の天然保湿成分の代わりに皮脂を分泌し天然保湿成分の代わりになろうとします。

あとは脂性肌と同じで過酸化脂質に変わるのですが乾燥している肌は水分がなくなり固くごわごわし毛穴を細くするので、少しの皮脂でも炎症を起こしやすくニキビが出来やすくなってしまうのです。

混合肌の改善法

まずは洗顔の方法から改善していきましょう。洗顔料も肌に刺激を与えたり、洗い残しが炎症してしまうので、ぬるま湯洗顔が理想です。皮脂は水溶性なのでぬるま湯で十分溶けますし、一日何回お湯洗顔しても必要以上に皮脂を落とす心配がありません。洗顔を使いたい場合は、固形石鹸が適しています。その際もささっと泡を作り、軽く転がすように洗い短時間で済ませ洗い残しのないようにしましょう。

スキンケア方法

混合肌の人はTゾーンのべたつきから洗顔後のスキンケアをサッパリタイプの化粧水で済ませてしまいがちなのですが、化粧水だけではいずれ蒸発するばかりか乾燥した部分の乾燥を加速させてしまいます。

本当は何もしない・塗らないのが一番ですが、社会的・対外的にカサカサ・ギトギトのまま外に出るのは抵抗があります。混合肌の人は乾燥した部分に合わせたスキンケアが適しています。その際には、角質層の保湿成分であるセラミドが配合されている化粧水を使用し、肌の水分保持力を高めましょう。紫外線を浴びる機会が多い人は、UVケアも大切。紫外線は角質層より内部の真皮を攻撃し乾燥はもちろん、シミやシワが出来やすくなり肌の老化を早めます。乾燥が気になるようならUV対策を心がけましょう。

もちろん、根本の改善であればセラミド配合のサプリメントなど内側の対策が重要となります。